10月31日のイベントに参加した(左から)原作者の四戸俊成さん、シンガー・ソングライターのmiwaさん、声優を務める新津ちせさん、神谷明さん、上田まりえさん=東京都内
10月31日のイベントに参加した(左から)原作者の四戸俊成さん、シンガー・ソングライターのmiwaさん、声優を務める新津ちせさん、神谷明さん、上田まりえさん=東京都内
夜叉の原画
夜叉の原画
「神在月のこども」の主題歌の完成について話すmiwaさん
「神在月のこども」の主題歌の完成について話すmiwaさん
10月31日のイベントに参加した(左から)原作者の四戸俊成さん、シンガー・ソングライターのmiwaさん、声優を務める新津ちせさん、神谷明さん、上田まりえさん=東京都内
夜叉の原画
「神在月のこども」の主題歌の完成について話すmiwaさん

 10月31日に追加キャストを発表しました。大国主は声優の神谷明さん、カンナの幼少期は、人気曲「パプリカ」を歌う音楽ユニット「Foorin(フーリン)」のメンバーで子役の新津ちせさんが演じます。境港市出身のタレントで元日本テレビアナウンサー上田まりえさんも加わります。

 今回は「神在月」にふさわしい役柄を演じていただく神谷明さんとのご縁をたどってみます。代表作に『キン肉マン』のキン肉マン、『北斗の拳』のケンシロウ、『シティーハンター』の冴羽リョウ、『名探偵コナン』の初代毛利小五郎などが挙げられ、どの世代の方も一度は声を耳にしたことがあるはずです。

 そんな神谷明さんを紹介してくれたのが本作のスーパーバイザーを務め、アニメ界を牽引(けんいん)してきた諏訪道彦さんです。諏訪さんの故郷は愛知県豊田市ですが、実は昨年、松江観光大使に就任されています。

 私どもが立ち上げた「豊田アニメシネマフェスティバル」に諏訪さんがゲスト出演された際、「自分の生まれ故郷で企画を立ち上げ、参加させてもらえた。今度は三島さんが故郷に錦。夢をかなえたい時に力になるよ!」と言ってくれた事がきっかけでした。それも、松江観光大使に就任する以前に交わした会話だったというのが本当に不思議です。

 この作品のひとつの特徴として、神々を演じるのは声優、人々を演じるのは俳優、というコンセプトがあります。また、ご縁をたどり、一切のオーディションを行っていない事も挙げられますが、中でも威厳ある役柄を神谷明さんに演じてもらいたいと思案していた時、諏訪さんのお導きによってかなったご紹介の場で「何でもいいから参加したい!」とご本人から言っていただけた。今でも耳に残ったままです。

 そぎゃんこと言われたら、もうやるしかないだないか!と、希望の光がともった表情の入野自由さん演じる鬼の子孫、夜叉の原画を添えておきます。

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 みしま・てっぺい 『神在月のこども』企画・プロデューサー。1979年、松江市出身。cretica universalでは映画、漫画、テーマパークなどさまざまなシーンで企画・プロデュースを担当。