「白鵬関のようになりたい」と抱負を述べるガントルガ・ガンエルデネ。左は間垣親方=鳥取市西品治、鳥取城北高
「白鵬関のようになりたい」と抱負を述べるガントルガ・ガンエルデネ。左は間垣親方=鳥取市西品治、鳥取城北高

※2010年12月21日付 山陰中央新報

間垣部屋に入門表明/ガントルガ(鳥取城北高1年)角界へ

 鳥取城北高1年のガントルガ・ガンエルデネ(19)=モンゴル出身=が20日、大相撲間垣部屋に入門することを明らかにした。鳥取市西品治の同校で、間垣親方(56代横綱若乃花)と会見に臨み「力士になるのが小さなころからの夢。横綱白鵬関のようになりたい」と決意表明した。

 今春まで住んでいたモンゴルでは本格的な相撲経験はなかったものの、親交のあった白鵬の父親の働き掛けで、同校に今春入学し、相撲部に入った。ことしの全国高校総体(インターハイ)の団体に出場。決勝トーナメントで初めて土俵に立ち、5連勝して同校の初優勝に貢献した。

 会見に同席した同校相撲部の石浦外喜義監督は「ここまで伸びるとは思わなかった。両まわしを取ったら負けない」と評価。間垣親方も「大きな相撲を取ってもらいたい」と期待を込めた。

 日本相撲協会の27日の新弟子審査を経て、正式に角界入りする。同校には来春まで籍を置くという。