島根県
第49回衆院選(2021年10月31日投開票)

第49回衆院選が31日投開票され、山陰両県4小選挙区は自民党の前職3人と新人1人が勝利し、6回連続で議席を独占した。島根1区は前職の細田博之氏=公明党推薦=が、立憲民主党前職の亀井亜紀子氏と無所属新人の亀井彰子氏を抑えて11選。2区は新人の高見康裕氏=同=が、立憲民主党新人の山本誉氏と共産党新人の向瀬慎一氏を寄せ付けず、初当選した。鳥取1区は前職の石破茂氏=同=が12選、2区は前職の赤沢亮正氏=同=が6選をそれぞれ果たした。
比例中国ブロック(定数11)に重複立候補した立民の3人のうち、鳥取2区で敗れた元職の湯原俊二氏は復活し、2回目の当選。島根1区の亀井亜氏と島根2区の山本氏は復活当選できなかった。
投票率は島根が0・91ポイント増の61・55%、鳥取が1・73ポイント増の58・16%だった。
第48回衆院選(2017年10月22日投開票)

第48回衆院選は22日投開票され、山陰両県4小選挙区は自民党前職が全勝し、5回連続で議席を独占した。島根1区は細田博之氏=公明党推薦=が、立憲民主党新人の亀井亜紀子氏=社民党、民進党島根県連推薦=を抑えて10選。2区は竹下亘氏=公明党推薦=が社民党新人の福原宗男氏=民進党島根県連推薦=、共産党新人の向瀬慎一氏を下し、7選を決めた。鳥取1区は石破茂氏=公明党推薦=が11選、2区の赤沢亮正氏=同=は5選を果たした。
比例中国ブロックに重複立候補した亀井氏は復活当選を果たした。福原氏と鳥取2区で敗れた希望の党元職の湯原俊二氏=民進党鳥取県連推薦=の復活はならなかった。投票率は、島根が戦後最低だった前回選に比べて1・40ポイント増の60・64%、鳥取は2・05ポイント増の56・43%で、いずれも2番目に低かった。
<開票結果> | |||
<1区> | <2区> | ||
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細田 博之 | 95,513 | 竹下 亘 | 123,332 |
亀井亜紀子 | 65,285 | 福原 宗男 | 35,576 |
向瀬 慎一 | 22,938 |
第47回衆院選(2014年12月14日投開票)

第47回衆院選が14日投開票され、山陰両県4小選挙区は自民党前職が全勝し、議席を独占した。島根1区は細田博之氏=公明党推薦=が、民主党新人の和田章一郎氏=社民党推薦=と共産党新人の上代善雄氏を退けて、9選を果たした。2区も竹下亘氏=公明党推薦=が、社民党新人の山本誉氏=民主党推薦=と共産党新人の向瀬慎一氏を抑え、6選。鳥取1区は石破茂氏=公明党推薦=が10選、2区は赤沢亮正氏=同=が4選を決めた。民主、社民両党の3候補は、重複立候補した比例中国ブロックでも復活できなかった。投票率は、島根が前回選に比べて6・50ポイント減の59・24%、鳥取は8・54ポイント減の54・38%で、ともに戦後最低を記録した。
<開票結果> | |||
<1区> | <2区> | ||
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細田 博之 | 100,376 | 竹下 亘 | 123,584 |
和田章一郎 | 38,346 | 山本 誉 | 34,558 |
上代 善雄 | 17,479 | 向瀬 慎一 | 20,479 |
第46回衆院選(2012年12月16日投開票)

第46回衆院選は16日投開票され、山陰両県4小選挙区は自民党が独占した。島根1区は自民党前職の細田博之氏=公明党推薦=が、民主党前職(比例中国)の小室寿明氏、共産党新人の吉儀敬子氏に圧勝し8選。同2区も自民党前職の竹下亘氏=同=が民主党新人の石田祥吾氏、共産党新人の向瀬慎一氏を下し、5選を決めた。鳥取1区は自民党前職の石破茂氏=同=が9選し、同2区も自民党前職の赤沢亮正氏=同=が3選を果たした。民主党は比例中国ブロックでも復活できず、議席ゼロに終わった。両県の投票率は島根県が前回選に比べ12・61ポイント減の65・74%、鳥取県は12・38ポイント減の62・92%で、ともに戦後最低となった。
<開票結果> | |||
<1区> | <2区> | ||
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細田 博之 | 112,605 | 竹下 亘 | 135,270 |
小室 寿明 | 47,343 | 石田 祥吾 | 48,046 |
吉儀 敬子 | 14,173 | 向瀬 慎一 | 16,442 |
第45回衆院選(2009年8月30日投開票)

「政権選択」が最大の焦点となった第45回衆院選が30日投開票され、島根1、2区は自民党が議席を死守した。1区は、自民党前職の細田博之氏=公明党推薦=が、国民新党の推薦、社民党の支援を受けた民主党新人の小室寿明氏、共産党新人の石飛育久氏、諸派(幸福実現党)新人の池田健一郎氏を抑えて7選。2区は自民党前職の竹下亘氏=公明党推薦=が、国民新党前職(比例中国)の亀井久興氏=民主、社民党推薦=、諸派(幸福実現党)新人の相浦慎治氏を破り、4選を果たした。自民党は全体で大敗を喫する中、今回も議席を独占。野党側は全国的な追い風や共闘態勢を生かし切れなかった。投票率は78・35%で、前回選を2・54ポイント上回った。
<開票結果> | |||
<1区> | <2区> | ||
---|---|---|---|
細田 博之 | 122,595 | 竹下 亘 | 135,296 |
小室 寿明 | 80,789 | 亀井 久興 | 108,192 |
石飛 育久 | 8,923 | 相浦 慎治 | 2,925 |
池田健一郎 | 2,060 |
第44回衆院選(2005年9月11日投開票)

小泉構造改革の是非を争点にした第44回衆院選は11日投開票され、島根県は2つの小選挙区で自民が議席を独占した。1区は官房長官を務める自民前職の細田博之氏が、民主新人の浜口和久氏、共産新人の上代善雄氏、社民新人の加納克己氏を突き放して6選。保守分裂となった2区では自民前職の竹下亘氏が、自民を離党した国民前職の亀井久興氏と、民主新人の小室寿明氏、共産新人の向瀬慎一氏を下し3選を果たした。自民が厚い保守地盤を背景に、郵政民営化の是非をめぐる支持団体の離反などを、結束力に転化して、底力を見せつけた。政権交代を訴えた民主は、都市と地方の双方で吹いた自民への追い風にさらされ、支持を伸ばせず惨敗。共産、社民も埋没する厳しい結果となった。投票率は75・81%で、前回を5・15ポイント上回った。
<開票結果> | |||
<1区> | <2区> | ||
---|---|---|---|
細田 博之 | 125,401 | 竹下 亘 | 127,118 |
濱口 和久 | 59,334 | 亀井 久興 | 72,098 |
上代 善雄 | 12,786 | 小室 寿明 | 34,999 |
加納 克己 | 9,675 | 向瀬 慎一 | 10,704 |
第43回衆院選(2003年11月9日投開票)

21世紀最初の政権選択が問われ「マニフェスト(政権公約)選挙」と呼ばれた第43回衆院選は9日投開票を行い、島根県は2つの小選挙区とも開票直後の午後8時すぎに当落が判明、自民が2議席を独占した。島根1区は細田博之氏(自民前)が浜口和久氏(民主新)、上代善雄氏(共産新)を振り切り五選。島根2区は竹下亘氏(自民前)が石田良三氏(民主新)、向瀬慎一氏(共産新)、出島千鶴子氏(社民新)に大差をつけて再選を果たした。県内では小選挙区が3から2に削減された最初の選挙となったが、自民は保守王国の地盤に支えられ安定した力を見せつけた。民主は政権選択の風を起こせず、共産、社民は2大政党の間で苦戦を強いられ、議席獲得に至らなかった。投票率は70・66%で、前回より6・52ポイントも下回った。
<開票結果> | |||
<1区> | <2区> | ||
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細田 博之 | 117,897 | 竹下 亘 | 145,555 |
濱口 和久 | 61,071 | 石田 良三 | 50,951 |
上代 善雄 | 14,237 | 出島千鶴子 | 20,965 |
向瀬 慎一 | 10,774 |
第42回衆院選(2000年6月25日投開票)

自民王国、揺るがず-。二十一世紀初頭の政治潮流を占う第四十二回衆議院選挙は二十五日投開票を行い、島根県は三選挙区とも午後九時までに当落が判明、自民党が前回に続いて三議席を独占した。自民、民主が政治決戦の場と位置付けた注目の島根2区は、故竹下登元首相の弟で後継の竹下亘氏(自民新)が、再挑戦の錦織淳氏(民主元)、佐々木洋子氏(共産新)を大差で下して初当選。島根1区は細田博之氏(自民前)が、石橋大吉氏(民主前)、岩本久人氏(無所属の会新)、吉川晴雄氏(共産新)を振り切り四選。石見部の島根3区は亀井久興氏(自民前)が、出島千鶴子氏(社民新)と平田守氏(共産新)に大差を付け三選を果たした。竹下元首相、桜内義雄元衆院議長の引退にもかかわらず、自民が保守地盤を背景に底力を示した。投票率は七七・一八%で、前回より一・五ポイント上回った。
<開票結果> | |||||
<1区> | <2区> | <3区> | |||
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細田 博之 | 74,163 | 竹下 亘 | 112,774 | 亀井 久興 | 93,371 |
石橋 大吉 | 37,323 | 錦織 淳 | 51,026 | 出島 千鶴子 | 37,120 |
岩本 久人 | 25,671 | 佐々木洋子 | 6,857 | 平田 守 | 10,720 |
吉川 晴雄 | 8,484 |
第41回衆院選(1996年10月20日投開票)

小選挙区選挙へ移行後初の第41回衆議院選挙は1996年10月20日、全国一斉に投開票が行われた。
島根1区では細田博之氏が石橋大吉氏を振り切り当選。2区では竹下登氏が錦織淳氏を退け14回目の当選を果たした。議席空白地帯となっていた3区では、亀井久興氏が大橋弘昌氏、出島千鶴子氏、平田守氏に大差をつけ返り咲いた。
鳥取1区では石破氏が当選。前回の約8万票を大きく上回る9万4千票余りを獲得し、2位以下に大差をつけて4回目の当選。2区は相沢英之氏が、山内功氏との新旧対決を5千票差で逃げ切り8選を果たした。
<開票結果> | |||||
<1区> | <2区> | <3区> | |||
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細田 博之 | 73,907 | 竹下 登 | 86,462 | 亀井 久興 | 82,526 |
石橋 大吉 | 46,481 | 錦織 淳 | 62,790 | 大橋 弘昌 | 30,313 |
中林 佳子 | 21,416 | 佐々木洋子 | 9,822 | 出島 千鶴子 | 19,399 |
平田 守 | 9,641 |
第40回衆院選(1993年7月18日投開票)

新党ブームで新しい政治の枠組みが問われる中、第40回衆院総選挙は1993年7月18日、全国一斉に投票が行われた。
島根全県区では竹下登、細田博之、石橋大吉、桜内義雄、錦織淳の5氏が当選。竹下氏は政界不祥事による逆風を跳ね返し、8回連続の1位当選を果たした。新人の錦織氏は新党ブームの追い風に乗り、初当選を果たした。亀井氏は県東部のほか、地盤の石見部でも票が伸びず、再選とはならなかった。 鳥取全県区では石破茂、野坂浩賢、相沢英之の3氏が連続当選し、平林鴻三氏が返り咲いた。内閣不信任案に賛成し無所属での出馬となった石破氏は政治改革が追い風となり、2位に7万票近くの大差をつけて当選。戦後初の「無所属候補の1位当選」を果たした。
<開票結果> | |
<島根全県区> | |
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当 竹下 登 | 105,296 |
当 細田 博之 | 72,277 |
当 石橋 大吉 | 69,037 |
当 桜内 義雄 | 63,905 |
当 錦織 淳 | 57,962 |
亀井 久興 | 55,584 |
中林 佳子 | 42,744 |
阪本 清 | 16,188 |
南 悦雄 | 1,255 |
第39回衆院選(1990年2月18日投開票)

消費税の存廃が問われた第39回衆議院選挙は1990年2月18日に投票が行われた。
島根全県区では竹下登、桜内義雄、細田博之、亀井久興、石橋大吉の5氏が当選。保守系が14年ぶりに4議席を獲得した。竹下氏は7回連続で1位当選。父・吉蔵氏に代わって出馬した細田氏は「細田ムード」を味方に付けて当選した。前回最下位だった亀井氏は地盤の石見部をまとめて初当選を果たした。
鳥取全県は石破茂、野坂浩賢、武部文、相沢英之の4氏が当選。社会党が10年ぶりに2議席を獲得した。保守地盤が厚い県内で、消費税や農業問題が追い風となり、消費税に代表される自民絶対多数政治への不満がみられる結果となった。
<開票結果> | |
<島根全県区> | |
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当 竹下 登 | 108,169 |
当 桜内 義雄 | 79,890 |
当 細田 博之 | 77,099 |
当 亀井 久興 | 75,252 |
当 石橋 大吉 | 61,604 |
吉原 米治 | 60,072 |
中林 佳子 | 42,583 |