ブルーシートがかけられた家がほぼ無くなった倉吉市の中心市街地。生活再建の支援は今も続く=同市明治町
ブルーシートがかけられた家がほぼ無くなった倉吉市の中心市街地。生活再建の支援は今も続く=同市明治町

 2016年10月に鳥取県中部で最大震度6弱を観測した地震から21日で丸5年を迎えた。県内で1万5408棟を数えた被災住宅はおおむね復旧を終えた。ただ、今なおブルーシートがかかった住宅が中部5市町で52棟残り、11世帯が修繕の助言など個別支援を受ける。「白壁土蔵群」の通称で知られる倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区の復旧も道半ばだ。
 県中部総合事務所県民福祉局によると9月末現在、ブルーシートがかかった住宅は前年同期比13棟減の52棟となった。うち11棟は修繕予定で、県は費用の工面など世帯の生活状況に合わせた支援を続ける。他は転居予定が2棟、解体・新築が7棟、高齢などを理由に修繕しないのが32棟。
 倉吉市文化財課によると、白壁土蔵群は伝統的建造物351棟のうち242棟が被災した。9月末現在、8割を超える200棟が修理を終え、1棟が修理中。工事未着手の建物は空き家や土蔵などで、引き続き、個別に修理相談しながら対応していく。
 地震は倉吉、湯梨浜、北栄の3市町で最大震度6弱を観測。県内で8人が重傷、17人が軽傷を負った。住宅は全壊18棟、半壊312棟、一部損壊1万5078棟の被害が出た。
 (福間崇広)