問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。

【問1】コロナ禍で疲弊した経済の立て直しに最も必要な政策は何か。

【問2】問1の回答理由は。コロナ後を見据え、山陰経済の持続可能性を確保するために必要なことは何か。

 

向瀬慎一氏(共産、新)

最賃時給1500円

 家計応援の政治に切り替え、経済の底上げを図り、立て直す。中小企業への十分な支援とセットで最低賃金を時給1500円に引き上げる。「使い捨て」の働かせ方をなくし、非正規から正社員への道をつくる。富裕層と大企業に応分の負担を求め、消費税は5%に減税する。医療や社会保障切り捨てをやめ、拡充に転換する。

 

山本誉氏(立民、新)

雇用の安定

 自公政権の経済政策は、格差拡大でしかなかった。「恩恵」は一部の大企業や富裕層に限られ、貧富の差が広がった。非正規労働者の割合も高止まりしたままだ。雇用を安定させて消費、購買力を高めることが経済再建への近道になる。地方の中小企業、小規模事業者への支援を充実させ、都市と地方の格差を是正する。

 

高見康裕氏(自民、新)

挑戦する企業への支援

 影響を受けた業界や企業への支援に加え、早急な立て直しが必要。企業にはコロナ後に迎える新しい世界への順応が求められる。IT化が進み、人々の価値観も変化する中、それを見極め、乗り越えようとする業界や企業に対する支援は欠かせない。変化に機敏に反応し、挑戦する業界や企業への支援が山陰経済をけん引する。