11選を果たした選挙戦を振り返る細田博之氏=東京・永田町
11選を果たした選挙戦を振り返る細田博之氏=東京・永田町
初当選した心境を語る高見康裕氏=松江市内中原町、自民党島根県連
初当選した心境を語る高見康裕氏=松江市内中原町、自民党島根県連
選挙結果を振り返る石破茂氏=鳥取市湖山町西4丁目、鳥取空港
選挙結果を振り返る石破茂氏=鳥取市湖山町西4丁目、鳥取空港
6選を伝える新聞に目を通す赤沢亮正氏=米子市加茂町1丁目、事務所
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一夜明け、街頭で演説する湯原俊二氏=米子市東福原1丁目
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11選を果たした選挙戦を振り返る細田博之氏=東京・永田町 初当選した心境を語る高見康裕氏=松江市内中原町、自民党島根県連 選挙結果を振り返る石破茂氏=鳥取市湖山町西4丁目、鳥取空港 6選を伝える新聞に目を通す赤沢亮正氏=米子市加茂町1丁目、事務所 一夜明け、街頭で演説する湯原俊二氏=米子市東福原1丁目

 衆院選投開票から一夜明けた1日、山陰両県4小選挙区の当選者4人と、比例中国ブロックで復活当選した鳥取県の1人は喜びをかみしめつつ、新型コロナウイルス対策や地域活性化など待ったなしの課題に向けて、早速動きだした。

島根1区 細田博之氏 地方回帰加速へ意欲
 自民党の細田博之氏(77)は東京・永田町の衆院議員会館で、父の故吉蔵元運輸相を超える11選を果たした選挙戦を振り返り「まだまだ先輩がいる。自分なりの仕事をきっちりやるだけだ」と気を引き締めた。

 選挙期間中、改めて地元に目を向け「人口減少と高齢化、耕作放棄地などの課題がかなり進行してしまった」と感じた。だからこそ政策立案で後押ししてきた地域活性化への思いは強く、東京から地方への回帰を加速させる取り組みの強化に意欲を示す。

 島根2区では竹下亘氏が亡くなり、世代交代が進んだ。30年以上、政界に身を置く重鎮として「私はいわば『補助輪』。それも大事な役割」と語り、若手議員の躍動を支える覚悟だ。  (白築昂)

島根2区 高見康裕氏 ふるさと創生へ決意
 初当選を果たした自民党の高見康裕氏(41)は松江市内中原町の党島根県連で記者会見に臨み「ふるさと創生を受け継ぐ約束を果たせるスタートラインに立てた」と力を込めた。

 故竹下亘氏の後を継ぐための初陣は、自身の想像を上回る約11万票を得て圧勝した。一方、選挙戦を通して、中山間地域の未来を憂う多くの声を聞いてきた。それだけに「今の国政には地方の声が十分届いていない」と重く受け止め、地方創生への決意を強くする。

 党内でどの派閥に所属するかは「結果が出たばかり。早く決めたい」と明言を避け、「全国一律ではなく、地域の実情を踏まえた政策を練り上げたい」と、新たな創生ビジョンに思いを巡らせる。 (松本直也)

鳥取1区 石破茂氏 高得票率に期待実感
 全国で最も高い得票率となる84・1%で12選を果たした自民党の石破茂氏(64)は、鳥取市湖山町西4丁目の鳥取空港で取材に応じ「期待に応えるのはものすごい重責だが、やらないといけない」と党改革などへの決意を示した。

 31日夜は鳥取、倉吉両市と八頭町で報告会に出席。倉吉市内のホテルに戻ってから開票状況を伝えるテレビを見て、1日午前2時ごろに床に就いた。

 選挙結果は期待の表れと実感。今後の党総裁選出馬について「有権者の思いに応えないといけないのも大命題。整理して答えを出すのは大きな課題」と述べた。午後には東京都内に移動。2人が落選し、12人となった自派閥の在り方を同志と意見交換した。 (藤井俊行)

鳥取2区 赤沢亮正氏 街頭で感謝の手振り
 6選を果たした自民党の赤沢亮正氏(60)は米子市加茂町1丁目の事務所で「支援者の持つ力のすごさを感じた」と選挙戦を振り返った。

 1日未明に帰宅し就寝。午前8時ごろには市内の街頭でドライバーに手を振った。野党候補の一本化や政権批判の逆風が吹く中、得票率を前回選から微増できたことに感謝した。

 選挙戦では新型コロナウイルス感染拡大に伴い、生活に苦しむ有権者の不満の声を多く聞いた。

 新型コロナ対策に加え、公約に掲げた地方創生と危機管理体制の強化、党改革を実現すると強調。「支持者が期待する結果を出し、安心して暮らしてもらえるよう、全力を出す」と述べ、早速上京した。 (田淵浩平)

比例中国 湯原俊二氏 意欲新たに街頭演説
 比例中国ブロックで2回目の復活当選を果たした立憲民主党の湯原俊二氏(58)は朝、日課の街頭演説を米子市内で行った。地道な活動が実を結び、9年ぶりの議席。「政治を変えるスタートラインに立った。貧困問題や若者の雇用対策を一歩でも前に進めたい」と意欲を新たにした。

 未明から携帯電話に100件以上の祝福メッセージが届き、喜びをかみしめながら一つ一つに返信した。

 選挙区では12市町村でいずれも相手の票を上回れなかった。「農業者の戸別所得補償制度の復活を郡部でも訴えながら負けてしまったのは私の力不足」と受け止めて糧にする。有権者に届かなかった思いは今後も粘り強く訴えるつもりだ。 (柴田広大)