気を取り直して、風呂の話。2歳の娘はそもそも風呂へ行くまでが長い。縫いぐるみに「お風呂行こう」と、しゃべらせる作戦はだんだん効かなくなってきた。お気に入りのおもちゃ(防水ではなくても仕方なく)を風呂に持ち込んでいいことにしたり、ちょっとしたおやつ(小さいゼリーとか)を風呂場で食べるのを許したり。必死に誘って20~30分を費やす。

 脱衣所では自分で服を脱ぎたがる。手を貸そうとすると逆鱗(げきりん)に触れる。見守るしかない。うまくできなくてギャーと怒るが「やって」と言われるまで待つ。火に油を注がないように…。これで5分くらい。

 いざ浴室へ。まず娘の体を洗って、次に自分、最後に0歳の息子を洗って抱きかかえ、ようやく湯船に入る。「はあ~」。一息つきたいが腕の中には子どもがいて動き回るのでほっとできない。娘は遊ぶのに夢中。コップやシャベルでおままごとをしたり、水鉄砲やシャボン玉をしたり。放っておくと1時間を優に超える。息子も私ものぼせてしまうので、早めの声掛けが肝心。だが娘にとって「湯から上がる=大嫌いなシャンプー」だ。意地でも上がらない。

 先に私と息子が洗い場に出て体を拭き、タオルでくるんだ息子を浴室内のバスチェアへ置いてからが娘との交渉タイム。何を言ってもだめなので、結局あるタイミングを待つ。それは「おしっこ…」。浴槽でしてはいけないと分かっている娘は、そこで必ず上がる。その後また入ろうとするのを力技でシャンプーに持ち込む。「やーめーでー」「目に入る~」「落ーぢーるー(怒泣)」と全力でのけ反り拒絶するのを洗いきる。ここでだいぶ体力を消耗する。弟も姉につられて泣き出す。母の精神は一気に削られていく。風呂のクライマックスだ。

 あとは体を拭いて上がるだけ。娘は走って居間へ行ってしまう。次に息子を拭いて保湿剤などを塗り、オムツをはかせて服を着せる。その間、当然ながら私は半裸状態。髪はぼさぼさ、肌もカサカサ。でもミッションを終えた私はちょっとした達成感。そして、次のミッション「寝かしつけ」に取り掛かる。