子どもたちの歯ブラシを買ってきた日のこと。何の気なしに、娘用の大きいブラシはピンク色、息子用の小さいブラシは水色を選んだ。娘は2本を見比べて、「こっちがいい」と、水色のブラシを手にした。しまった…。水色は、生えたての数本の乳歯を磨くための小さなつくりになっていて、2歳の20本の歯を磨くのには適していない。説得して、ピンクを使うように促したが、私の中で無意識に「女の子はピンク、男の子は水色」と決めつけていたことを反省した。

 娘は青や水色が好きなようで、靴も青を選んで履いたし、服もピンクや赤よりは青や緑、茶色などが多い。青い靴を履いていると「青を履いているのね~」と声を掛けられることがあった。真意は分からないが「女の子なのにピンクや赤じゃないのね」というふうにも聞こえた。

 私自身、ピンクや赤をそんなに好んではおらず、娘の服も黄色とかグレーとかをよく着せていた。そのせいか、赤ちゃん時代はよく男の子に間違われた。顔つきがちょっと男児っぽかったかもしれないし、身に付けている色も影響したのかも。

 一方、娘のお下がりで淡いピンクや黄色を着せていた息子は「かわいい女の子ですね」などと声を掛けられた。人は意識していなくても、着ている色や柄で性別を判断するのだろうか。

 柄もそうだ。リボンとかウサギとかハートとかがデザインされたものは、女の子かな。車や恐竜、昆虫は男の子…? 知らず知らずのうちに身につけた固定観念やイメージで選んでしまいがちだが、必ずしも本人が気に入るとは限らない。自我が芽生えてきた2歳児の娘は、気に入らないと絶対に着てはくれない。

 キャラクターも、女の子ならディズニーのプリンセスや、プリキュアなどを気に入るよ、と先輩母たちから聞いていたが、今のところ娘はそれほど好んではいない。むしろ男児が好みそうな(これも決めつけなのかもしれないが)戦隊ものに関心を示している。

 これからも性別にとらわれず、好きなものを貫いてほしいな、と思っている。