境港産松葉ガニ入りの発泡スチロール箱を特急やくもに運び入れるJR西日本グループの社員=米子市弥生町、JR米子駅
境港産松葉ガニ入りの発泡スチロール箱を特急やくもに運び入れるJR西日本グループの社員=米子市弥生町、JR米子駅

 JR西日本米子支社が12日、特急やくもと山陽・九州新幹線に境港産松葉ガニ(ズワイガニ)を載せ、目的地に運ぶ貨客混載事業を開始した。車両の空きスペースに積み込み、消費地の鮮魚店や飲食店に即日配送する。漁期の終わる来年3月末以降も山陰の特産物などを輸送し、新たな収入源にする。

 米子駅から岡山駅と京都駅に向けて輸送した初荷は、生きた松葉ガニ16匹を入れた氷詰め発泡スチロール箱5個。境漁港(境港市)で水揚げされ、仲買人が競り落とした上物で、最高級とされる850グラム以上の特上もあった。

 米子駅ホームでは、JR西グループ会社の社員2人が境漁港からトラック輸送された荷を台車に載せて待機。岡山行きやくも14号が到着すると、手際よく車内へ運び入れた。

 米子支社によると、初荷は岡山、京都両駅とも定刻通り到着。駅ビル内の食品売り場などに並べられ、都市圏の消費者の購買意欲をかき立てたという。

 第1便を見送った佐伯祥一支社長は「新鮮な松葉ガニを食していただける。新たな取り組みの認知度を高め、新ビジネスとして成り立つよう努めたい」と意気込んだ。

 19日には鹿児島中央駅(鹿児島市)へ輸送する。
      (山根行雄)