国立公園・大山は13日、雪化粧した山頂部が時折、雲間から顔をのぞかせ、行楽客の目を楽しませた。
10日までに今季2度目となる冠雪をしたが、湿った空気や寒気の影響で曇りや雨が続いた。雲の切れ間に、南壁を背景に友人3人と記念写真を撮った神戸市灘区の会社員山尾彩さん(42)は「久々の旅行ですてきな風景を見ることができた。癒やされる」と見とれた。
鳥取県江府町大河原の鍵掛峠展望駐車場や同県伯耆町の桝水高原など、山麓の各スポットでも紅葉と雪の対比を写真に収めようと、県内外の愛好家が山体にカメラを向けた。
(田淵浩平)