原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定で、第1段階の文献調査が北海道寿都町と神恵内村で始まり、17日で1年がたった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、説明会などを通じた「対話」が滞り、10月の寿都町長選では、推進派と反対派が激しくぶつかった。新たに調査を受け入れる自治体はなく、核のごみとどう向き合うかの議論は深まっていない。

 核のごみの...