コロナ後の観光振興策を提案する鳥取県の若手職員=松江市千鳥町、ホテル白鳥
コロナ後の観光振興策を提案する鳥取県の若手職員=松江市千鳥町、ホテル白鳥

 島根、鳥取両県の若手職員がこのほど、ポストコロナ時代を見据えた観光振興策として、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を活用した体験型観光と、山陰に住む人との交流を目的にした観光商品造成への支援を提案した。両県は今後、来年度の当初予算編成に向けて実現可能かどうかを検討する。

 島根、鳥取両県から20代の職員各3人ずつが参加。6月から週2回程度、オンラインで意見を交わし、松江市内であった発表会で2事業を提案した。

 コロナ後に観光で行きたい都道府県ランキングで、島根が34位、鳥取39位だったことを挙げ「山陰両県が選ばれるための魅力がまだない」と分析。全国の体験型コンテンツとの差別化の必要性を訴えた。

 その一つとして、VRやARを活用した観光商品造成への補助金創設を提案。遊覧船にARグラスを付けて乗り込むと、船長が解説したり、ダイオウイカと戦う仕掛けが発生したりする具体案を挙げた。地域を盛り上げる両県在住者と交流する観光商品を造成する旅行業者への支援も示した。

 島根県の松尾紳次副知事、鳥取県の亀井一賀副知事ともに「よくまとめられている」と評価した。

  (原田准吏)