2050年の人口は現在より20%少なくなる。それを止めることはできない。なぜ減るのか。どう備えるのか。国連人口基金などに勤務した経験を持つ池上清子長崎大大学院教授に聞いた。

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 人が都市に住むようになると、子どもに生活費や教育費がかかり経済的には負担となる。農村では労働力として子どもの数が多い方がよかったが、都市に住むことで子...