新型コロナウイルスワクチンの3回目接種は、来年1月から本格化する。流行「第5波」が去った小康状態から、オミクロン株の出現で風雲急を告げる中、2回目の完了から8カ月以上とする接種間隔を巡り、政府方針が揺れる。例外でしか認められない6カ月への前倒しの範囲拡大に対し、ワクチン調達の不安を抱えるためだ。自治体は先行きに目を凝らす。

 「さらに検討を行う」。松野博一官房長官は...