出雲市の鰐淵コミュニティセンター(出雲市河下町)が、唐川神楽の写真を使った2022年のカレンダーを制作した。400枚作り、鰐淵地区内の世帯や市内のコミュニティセンターなどに配り、地域の魅力発信につなげる。
09年から続き、13作目。地元カメラマンが撮影した躍動感ある写真が毎年好評だという。A3判、両面カラー。今回は、地区内の唐川町に約200年前から伝わる唐川神楽が8月に県指定無形民俗文化財に指定されたことを受け、11月3日に韓竈(からかま)神社例大祭で撮影された神楽の写真を使った。1~6月が演目「山の神」、7~12月が「荒神」の一場面で、地区の歴史や郷土芸能も紹介した。
高橋一夫センター長(69)は「鰐淵地区について知ってもらうことで、地区の活性化を進めていきたい」と話した。
地区の225世帯に配るほか、希望者に有料で提供する。問い合わせは鰐淵コミュニティセンター、電話0853(66)0001。
(藤原康平)