地元企業4社がコラボレーションして生まれた「生姜ぽん酢」=松江市田和山町、みしまや田和山店
地元企業4社がコラボレーションして生まれた「生姜ぽん酢」=松江市田和山町、みしまや田和山店

 無農薬で生産したショウガをふんだんに使った「生姜(しょうが)ぽん酢」が誕生した。松江と出雲市のスーパーや生産者4社がコラボレーションして開発した一品。サラダや冷ややっこ、冬の鍋料理で楽しめそうだ。

 4社は、スーパーのみしまや(松江市雑賀町)とウシオ(出雲市塩冶町)、ショウガ栽培の出雲生姜屋(同市斐川町併川)、しょうゆメーカーの古代柱醤油(しょうゆ)醸造元(同市芦渡町)。

 原料のショウガ「出雲生姜」は、除草や害虫駆除を全て手作業で取り組み、無農薬で栽培したもの。1本(300ミリリットル)に約50グラム入れ、体を芯から温める。

 このほか隠岐産のトビウオや島根県産のユズの果汁を使い、無添加で体に優しい商品に仕上げた。

 みしまや商品部の多々納尚志農産チーフバイヤー(42)は「辛いショウガをどれだけ入れるかを擦り合わせて、最高の味に仕上げた。ぜひ試してほしい」と呼び掛けた。

 1本700円。みしまやは7店で、ウシオは展開するスーパー「グッディー」の全店で来年2月中旬ごろまで販売する。

  (金津智也)