近世日本の絵巻物などに登場する人物の顔を集めてデータ化した「顔貌コレクション(顔コレ)」を、人文学オープンデータ共同利用センター(東京)が作り、インターネットで公開している。顔は、作者や工房によって描き方に特徴があるため、美術史研究の重要な手掛かり。大量の画像を誰もが見られれば、多くの研究者の知恵を集めて作品を読み...