松江市内の水墨画愛好家でつくる研究会の冬季作品展が15日、松江市東朝日町の中国電力ふれあいホールで始まった。墨の濃淡や筆圧に工夫を凝らした26点に来場者が見入っている。1月9日まで。
会場には、植物や動物、風景を描いた作品が並ぶ。5点ある十二支の寅(とら)をモチーフとした作品は、爪や牙をはっきり描く写実的なものがあれば、柔らかい表情の色付けした作品があり、来場した岩谷和子さん(79)=松江市古志原=は「絵が飛び出てくるような迫力を感じる」と楽しんだ。
山に囲まれた棚田の作品を出展した事務局長の黒崎徳三さん(86)=松江市西川津町=は「筆圧や題材で個性が表れている。いろいろな水墨画を楽しんでほしい」と呼び掛けた。 (坂上晴香)

















