イオン松江ショッピングセンター(松江市東朝日町)内にあるスポーツジム「コナミスポーツクラブ松江」が、来年2月末で閉店することが24日分かった。新型コロナウイルスの影響で会員数が減り、運営継続が困難になったという。 (岩垣梨花)
1994年にオープンし、面積約1800平方メートルで、プールなどを備える。会員数は約800人。商業施設を運営するホープタウン(米子市米原2丁目)が米子市末広町の施設と合わせて2店舗をフランチャイズ運営している。
今月下旬に「営業を続けることが困難になった」と閉店を知らせる文書を会員宛てに郵送し、公式ホームページにも掲載した。
施設は、前身の「ピープルエグザス松江」時代の2007年にも閉店計画が浮上したが、会員が署名活動を展開し存続。ホープタウンの小西正剛副社長は、今回は存続が困難であるとし「苦渋の決断。どうか理解してほしい」と話した。
会員からは戸惑いの声が上がる。ほぼ毎日施設に通う松江市東津田町の女性(70)は21日に店内に掲示してあったチラシを見て知った。「生活の一部なのでなくなると寂しい。別のジムを探すしかないのか」と困惑。小学生の子どもを通わせる松江市内の会社員男性(33)は「あまりにも急すぎる」と話した。
今後のテナント入居などについて、イオン松江は「未定」としている。