トラのこま犬をなでる岡村吉明宮司=鳥取市賀露町北1丁目
トラのこま犬をなでる岡村吉明宮司=鳥取市賀露町北1丁目

 鳥取市賀露町北1丁目の賀露神社に全国でも珍しいトラのこま犬が鎮座する。「なでるとトラのように強くなれる」とうわさされる名物で、プロ野球・阪神タイガースのファンも優勝祈願に訪れて記念撮影する。寅(とら)年の来年は改めて脚光を浴びそうだ。

 朽ちにくい凝灰岩で造られ、台座を含め高さ約180センチ。祭神を守るべく今にも飛び掛かりそうな体勢でにらみを利かせる。こま犬と同じく阿吽(あうん)の表情で口を開けたトラと閉じたトラの2体が参道の両脇に並ぶ。地元出身で朝鮮半島に移住した氏子の秋本岩蔵氏が1922年に贈ったと伝わる。朝鮮でトラは神聖な動物とされ、故郷の神社を守ってもらおうと考えたという。

 来年は寄贈から100年の節目でもある。岡村吉明宮司(84)は「トラのように勢いをつけたい人はぜひ参拝してなでていってほしい」と呼び掛ける。

 (吉野仁士)