【浜田】今年の干支(えと)の寅(とら)にちなんだ作品展が浜田市三隅町古市場の石正美術館で開かれている。かわいらしい人形や絵手紙のほか、力強く描いた絵画が目を引く。入場無料で16日まで。
同美術館の毎年の恒例行事で、県西部を中心に37の個人・団体が寄せた自作や所蔵品の112点を展示した。
江津市在住で絵手紙教室を開く坂口みどりさんと、教室の受講者でつくる「寅さん大集合」は新型コロナウイルスの退治を願って制作。かわいらしいトラの絵手紙にそれぞれ「マスクのない世界に」「幸多きことにトライ」といった一言を添え、見る人を和ませる。
ほかに右手を上げて招く様子に癒やされる「福招きとら」の人形や、トラが力強くほえる場面を描いた水墨画もある。上田優里学芸員(34)は「出品者によってトラのイメージが違って、とても面白い。多彩な魅力を感じてほしい」と話した。
開館時間は午前9時~午後5時。会期中は11日が休館日。 (宮廻裕樹)













