島根県と鳥取県は9日、計42人(島根35人、鳥取7人)が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも8日検査分。
島根県の内訳は松江市10人、出雲市14人、浜田市6人、益田市1人、県外4人で、いずれも軽症か無症状。5人がオミクロン株の疑いがある。松江市6人、出雲市11人、浜田市5人、県外4人は、これまでに感染が確認された感染者の濃厚接触者か接触者。
出雲市は市立中学校1校で学校関係者の感染が確認されたと発表し、11日から当面の間、臨時休校とする。校名は非公表。関係者の検査を進める。
鳥取県の内訳は県東部1人、県西部2人、県外2人、非公表2人で、いずれも軽症。うち2人はこれまでに判明した感染者の濃厚接触者で、3人には県外移動歴がある。
累計感染者数は島根が1897人、鳥取が1738人。うちオミクロン株は島根53人、鳥取29人。9日午前0時時点の入院者数は島根111人、鳥取63人。確保病床使用率は島根(368床)30・2%、鳥取(350床)18・0%。重症者はいない。鳥取県は県東部の即応病床使用率が25%を超えたとして、東部地区に独自の「警報」を発令し一層の注意を県民に求める。
松江市は、クラスター(感染者集団)が発生した白木屋松江南口駅前店(松江市朝日町)の1~4日の利用者に、健康相談コールセンターへの相談を呼び掛けている。問い合わせは松江市・島根県共同設置松江保健所、電話0852(33)7638など。