2021年の「山陰文芸」欄には1万5001通(短歌5255通、俳句4841通、川柳4905通)の投稿はがきが寄せられました。紙面に掲載した入選作の中から、9人の選者にそれぞれ、担当期間中の最優秀作品となる「年間賞」を選んでもらいました。受賞者には記念品をお贈りします。今年も皆さんの投稿をお待ちしております。
<短歌>
西 基宜選(1~4月)
わが歌の載りたる新聞切り抜きて病む妻のそばでくり返し読む
川本町湯谷 藤井 幹雄
【評】朝刊の短歌欄に、以前投稿しておかれた歌が載っていたのです。一読後、これを切り抜いて、奥様の病床に足を運ばれ、投稿の経緯なども話し、枕元で自作の歌を読み聞かせるようにくり返し読まれた。
その歌の内容もさることなが...











