岸田文雄首相が新型コロナウイルス「オミクロン株」の対策強化を打ち出した。第6波と指摘される現状は、内閣として初めて対(たい)峙(じ)する感染急拡大の局面。東京、大阪など大都市圏の感染を抑え込み、医療逼(ひっ)迫(ぱく)を防げるか、自身が重視する「先手対応」の真価が問われる。11日は内閣発足から100日。夏には参院選を控え、政権運営は早くも正念場を迎えた。

 ▽綱渡り続く

 「一瞬た...