浜田市野原町の県立大浜田キャンパス周辺で桜の植栽を続ける「浜田市に桜を育てる会」(宮田弘会長)が10日、同大周辺で市民スタンプラリー大会を開く。1千本超の桜が点在し、日本海を一望できる6キロのコース。同会は植わった桜を「県大千本桜」と命名し、大会を通じて新たな花見スポットとしてPRする。

 一帯は桜名所だったが1993年、県立大の前身となる県立国際短期大建設に伴い木々が撤去された。それを惜しむ市民有志が94年に同会を発足。苗木購入に充てる入会金1万円、管理費年3千円で会員を募り、日本さくらの会の提供もあり本数を増やした。

 10日は午前9時に受付を始め同10時半に県立大入り口をスタート。浜田キャンパス、日本海の眺めや花々を楽しみ2時間程度で道の駅ゆうひパーク浜田(同市原井町)にゴールする。

 参加料は18歳以上500円。17歳以下は無料だがスタンプカードの支給がない。問い合わせは同会事務局小松原和也さん。電話090(1189)2736。