飯塚大幸管長(中央)が鳴らす鐘に合わせて祈りをささげる参加者=出雲市小境町、一畑薬師
飯塚大幸管長(中央)が鳴らす鐘に合わせて祈りをささげる参加者=出雲市小境町、一畑薬師

 阪神大震災から27年となった17日早朝、出雲市小境町の一畑薬師で「阪神淡路大震災 慰霊の灯り」があり、約10人が参道の灯籠108基に明かりをともして犠牲者に追悼の祈りをささげた。

 集いは2017年に始まり、6回目。震災後、学生ボランティアとして9カ月間活動した写真家高嶋敏展さん(49)=出雲市斐川町沖洲=が「震災の記憶が風化しないようにつなぎ止めたい」と呼び掛け、一畑薬師と共に開いた。

 地震が発生した午前5時46分に一畑薬師の飯塚大幸管長が鐘を鳴らすと、参加者は合掌し、黙とうして犠牲者に思いをはせた。

 当時、大阪府豊中市で暮らしていた島根大学名誉教授の尾崎浩一さん(66)=松江市殿町=は散乱した勤務先の大学の様子を思い出しながら「亡くなったたくさんの方に『安らかに』という気持ちを込めて祈った。思いはつなげていかないといけない」と話した。
      (藤原康平)