【大田】山陰道仁摩・温泉津道路の湯里高架橋(大田市温泉津町湯里)で18日、小型無人機ドローンを使った橋の損傷やひび割れの点検作業があった。作業の効率化や安全性確保に向けたドローン活用推進の一環で、国土交通省松江国道事務所が実施した。
点検車を使用したり、人が高所に登ったりする従来作業と比べ、リスクの低減や時間の短縮、省人化、交通規制が不要といった利点がある。
この日は委託業者の担当者が、地面からの高さ約40メートルの高架橋の周辺でドローンを操縦し、橋の画像を連続で撮影した。人工知能(AI)の解析技術で、損傷箇所検出の支援も可能になるという。
松江国道事務所管理第2課の岩元浩史保全対策官は「どういったケース、場面で新技術を利用できるのか、今後も検討をしていきたい」と話した。
点検の様子は公開され、行政や報道関係者ら約20人が見守った。 (錦織拓郎)












