島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大が島根、鳥取両県で加速している。島根県は新たに174人、鳥取県は92人の感染確認を19日、明らかにした。いずれも過去最多を更新した。島根県の1月の感染者数は1023人となり、初めて月別で1千人を超えた。学校や病院でのクラスター(感染者集団)発生も相次いでいる。

 島根の居住地別は松江市29人、浜田市1人、出雲市12人、益田市17人、大田市4人、安来市4人、川本町1人、邑南町7人、津和野町2人、海士町1人。出雲保健所管内32人と浜田保健所管内64人は確認中としている。

 県は、オミクロン株の潜伏期間の短さを踏まえ、行動歴の調査範囲を従来の発症2週間前から、同3日前以降に短縮する。感染者が確認された事業者にも本人への聞き取りなどの協力を求めるなど、保健所のマンパワー維持に努める。

 クラスターは新たに益田保健所管内の小学校と浜田保健所管内の医療機関で確認され、計39例となった。

 医療機関は、19日に5人の感染を確認し、感染者数が計28人となった浜田市浅井町の浜田医療センターとみられる。センターによると、新たな5人の内訳は職員3人、入院患者1人、外部業者1人。

 センターは、患者と職員が接触する時間が長いリハビリ部門を24日まで休止することを決めた。救急や外来、入院などの診療は通常通り実施している。念のために、一般患者が退院する際はすべての人を対象に検査し、陰性を確認した上で退院してもらう。

 このほか、松江市では県警、中国管区警察局県情報通信部の職員計3人、市立病院の職員1人の感染も判明した。

 19日午前0時時点の確保病床(368床)の使用率は35・6%。宿泊療養は36人、自宅療養は358人で重症者は1人。累計感染者数は2784人となった。病床使用率は全都道府県の中で高水準となっている。

 鳥取県内の感染者の保健所別は米子68人、鳥取市19人、倉吉5人。鳥取市保健所管内のうち3人はクラスター(感染者集団)が発生した鳥取市立中ノ郷小学校の関係者。クラスターの規模は計13人となった。

 伯耆町では、役場の本庁舎に勤務する職員1人が感染し、21日まで閉庁する。町は住民票発行などの窓口業務を同町溝口の分庁舎で受け付ける。

 このほか県は、県東部の出先機関に勤務する非常勤職員1人の感染を発表。県東部広域行政管理組合消防局も職員1人が感染したと発表した。

 境港市では、市立渡小学校とわたり保育園の関係者が陽性となったため休校、休園とした。20日に再開する。

 県内の累計感染者数は2152人。19日午前0時時点の入院者数は120人で確保病床(350床)の使用率は34・3%。宿泊療養が98人、在宅療養が63人、調整中43人。重症者はいない。