尾原ダムの非常用水門からの点検放流(2018年撮影)
尾原ダムの非常用水門からの点検放流(2018年撮影)

 雲南市と奥出雲町にまたがる尾原ダムで3月5日、非常用水門「クレストゲート」の動作点検に合わせた放流の特別見学会がある。山陰最大規模のダムから大量の水が滝のように流れ出す様子を間近で見物できる。参加定員は200人で、応募締め切りは2月14日。

 非常用水門は幅11・5メートル、高さ14メートル。ダム堤体の最上部に2門あり、大規模な洪水が発生した場合にゲートが開かれる。

 放流は午前11時と、午後1時半の2回を予定。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、見学者は県内在住者に限定し、各回100人を募る。

 希望者は、申込用紙に住所、氏名、年齢、連絡先などを記載して、地元のNPO法人「さくらおろち」に郵送またはファクス、メールで送る。

 問い合わせは、電話0854(48)9050(平日のみ)。メールはkatuyoukyou@yahoo.co.jp

 県外のダム好きにも自宅で楽しんでもらおうと、放流の様子は動画投稿サイト・ユーチューブでライブ配信する。 (狩野樹理)