「外国人の留学を後押しするため、支援をお願いしたい」と語る柳原大作代表=江津市江津町、はなまる日本語学校・島根校
「外国人の留学を後押しするため、支援をお願いしたい」と語る柳原大作代表=江津市江津町、はなまる日本語学校・島根校

 新型コロナウイルスの水際対策が緩和される見通しとなり、アジア各国から留学生を迎える「はなまる日本語学校・島根校」(島根県江津市江津町)が入国後の隔離期間中の宿泊費など経済負担軽減に乗り出した。1年近く母国で待機を強いられ経済的に苦しい人も多く、クラウドファンディング(CF)で広く支援を募って夢の実現を後押しする。 (福新大雄)

 外国人の新規入国を原則禁止する国際的にも厳しい水際対策に政財界から不満が相次ぐのを受け、岸田文雄首相は3月以降、段階的に緩める方向での検討を表明。2021年4月に開校したはなまる日本語学校では今春、ようやくネパールやインド、タイなどの計約70人が入学できる見込みが立った。

 一方、留学生は、入国が認められても、ホテルなど隔離施設で一定期間待機が求められる見通しで、日本までの渡航費に加え、隔離期間中の宿泊費や食費を捻出する必要がある。この経費は1人当たり10万円弱に上ると見込まれる。

 母国の高校や大学を卒業後、無職のまま待機を余儀なくされているケースも多く、入国後の追加経費の負担から、留学を断念するケースも懸念されるという。

 このためCFで個人や企業から募った支援金を活用して入国を円滑化し、外国人材を地元企業などに供給する。柳原大作代表は「入国に苦しむ留学生を助け、地域で温かく迎え入れてほしい」と話す。CFなどの問い合わせは、はなまる日本語学校、電話0855(52)0885。