島根県立農林大学校(大田市波根町)の男子学生たちが企画したイチゴ飲料が、3月1日に県内のスーパーで発売される。牛乳と割って飲む「いちごオレ」のもとで、校内で栽培しているイチゴを使用した。同世代の「甘い物好き男子」をターゲットに売り込む。
商品開発に取り組んだのは、野菜専攻の2年生9人。2020年11月、学生が育てた野菜や花などを販売する「農林大市場」で手作りのいちごオレを販売し、好評だったため、商品化を企画した。製造は、さんべ食品工業(大田市大田町)に委託した。
学生9人は全員男性で、自らが買って飲んでみたいと思う商品にしようと試行錯誤した。手頃な価格になるようイチゴの量を調整しながら芳醇(ほうじゅん)な味わいに仕上げたほか、パッケージのデザインも絵が得意なメンバーを中心に全員でアイデアを出し合い、恋愛をイメージさせるイラストの2パターンを用意した。
商品「君とオレ」は100グラム入り378円。30グラムに牛乳150グラムを混ぜる1対5の比率が目安で、好みに合わせて調節する。県内スーパーの牛乳売り場などに陳列し、2千個を販売する。
開発メンバーの朝倉真大さん(20)は「牛乳との相性はばっちし。パッケージにも力を入れたので、合わせて楽しんでほしい」と話した。
(奥原祥平)













