島根県立東部高等技術校(出雲市長浜町)の住環境・土木科2年生全員8人が、2級土木施工管理技士補と2級管工事施工管理技士補の国家資格にダブル合格した。
建設業の担い手不足を解消するために2021年度から施工管理の検定制度を変更。8人は第1次検定に合格し、2年以上の実務経験を経て第2次検定に合格すれば、2級施工管理技士の資格が取れる。
住環境・土木科は両試験の合格を目標に2年かけて、座学や実習を通して学ぶ。同い年で仲の良い8人は授業で分からなかったところを教え合い、試験に挑んだ。修了後、今年4月から県内の建設会社などに就職する。
鹿児島県薩摩川内市出身の飯野雄五さん(20)は「同級生の存在が合格するモチベーションを維持できた。出雲市内の建設会社に就職して、建設中の山陰道に関わる仕事がしたい」と話した。
指導を担当した高橋信之専門員(42)は「全員合格する目標を有言実行できてうれしい」と話した。