イラスト原画を奉納した蒔田彩珠さん(右)=松江市美保関町美保関、美保神社
イラスト原画を奉納した蒔田彩珠さん(右)=松江市美保関町美保関、美保神社

 出雲地方を舞台に制作され、今年秋に全国公開されるアニメ映画「神在月のこども」の関係者が美保神社(松江市美保関町美保関)のイラスト原画を同神社に奉納した。主人公の声を演じる女優・蒔田彩珠さん、プロデューサー三島鉄兵さん(松江市出身)が来県して届け、作品の成功を願った。(黒沢悠太)

 作品は、映画公開イベントの企画などを手掛け、三島さんが所属する神戸市の有限責任事業組合「クリティカ・ユニバーサル」が制作する。母を亡くし、大好きだった走ることにうまく向き合えなくなった12歳の少女・葉山カンナが、神の使いのウサギに導かれ東京から出雲を目指す物語。

 美保神社には10日に訪れて神職に手渡した。原画はこの映画を手掛ける美術スタッフが描き下ろした。朝もやに包まれた美保神社本殿を荘厳に浮かび上がらせている。

 島根訪問は初めてという蒔田さんは、近くの青石畳通りや美保関灯台なども観光し「海がきれいで素敵なところ」と舞台となる出雲地方のイメージを膨らませた。その上で「カンナが挑戦する姿に勇気をもらえる映画。たくさんの人に見てもらいたい」とPRした。

 三島さんは「地元の神社に奉納することは映画の構想の頃から数年来の夢だった。叶うことができて大変光栄」と喜び、作品制作の意欲を新たにした。

 出雲大社(出雲市大社町杵築東)にも13日に、同神社の描き下ろしイラスト原画を奉納する。