国鉄色の塗装をまとったやくも
国鉄色の塗装をまとったやくも

 旧国鉄時代の塗装を復活した、JR伯備線岡山-出雲市駅を結ぶ特急やくもの運行が19日、始まった。出雲市駅(出雲市駅北町)で出発式があり、鉄道ファンら100人が、赤とクリーム色のツートンカラーの昔懐かしい車体を見送った。

 国鉄色は、伯備線運転開始50周年を記念してJR西日本米子支社が企画。6両編成1本をリバイバル車両として、岡山-出雲市駅間を1日2往復する。

 午前7時21分の出発に合わせて開いた式は、地元の神戸川太鼓の演奏で幕開け。佐伯祥一支社長が「交流人口や関係人口の拡大に貢献したい」とあいさつし、丸山達也島根県知事らがテープカットした。

 出雲高校1年の福田瑚奈(こな)さん(16)=出雲市大津町=は「やくものイメージが大きく変わり、かっこいい」と話した。2024年の新型やくもの導入まで運行する計画。  (月森かな子)