島根県と鳥取県が29日、それぞれ97人、85人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。両県とも28日確認分。鳥取県の80代の感染者1人が同日、別の疾患のため死亡した。
島根県の居住地別は、松江市47人、益田市16人、出雲市13人、浜田市7人、雲南市3人、隠岐の島町2人、安来市、奥出雲町、津和野町、海士町が各1人、県外5人。
松江市では市立保育施設と学校給食センターの職員各2人の感染を確認。保育施設は休業し、学校給食センターは通常通り業務を実施する。島根原子力発電所に勤務する協力会社社員2人も感染した。
鳥取県の保健所別は、鳥取市41人、倉吉23人、米子21人。
鳥取市の県立中央病院の業務委託職員1人と、倉吉市の県立厚生病院の職員1人と業務委託職員1人の感染が確認されたが、両病院とも診療に影響はない。県庁舎の職員1人も感染したが、業務に支障はない。
累計感染者数は島根9093人、鳥取9200人。29日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)18・1%、鳥取(350床)17・4%。宿泊療養は島根41人、鳥取78人。自宅療養は島根521人、鳥取514人。重症者は、両県ともいない。
島根県は、感染不安を感じる無症状の人が無料で受けられるPCR検査や抗原定量検査の期間を、4月15日まで延長する。
(佐々木一全、福間崇広)













