春から秋にかけてJR木次線を走るトロッコ列車「奥出雲おろち号」が10日、今シーズンの運行を始めた。出雲市駅(出雲市駅北町)で関係者や鉄道ファンに見送られて出発。広島市南区の会社員山本珠吏斗さん(20)は「3段式スイッチバック区間が楽しみ」と乗り込んだ。
おろち号の運行は、木次(雲南市木次町)ー備後落合(広島県庄原市)の両駅間(一部始発は出雲市駅)。2023年度まで残り2シーズンで終了することが決まっている。同駅であった出発式で丸山達也県知事は「多くの人に沿線の風景を見てもらうため、この2年間さらに(利用促進に)力を入れたい」とあいさつした。
運行日は5月まで金、土、日曜と祝日。7月以降はJRが今後発表する。
(平井優香)