24億円を上回る経済効果のあった島根県のプレミアム付き飲食券・宿泊券のうち、同県津和野町や大田市では、宿泊施設で利用された金額が、住民が購入した宿泊券の金額を上回った。新型コロナウイルスの感染者数が比較的落ち着いた県内を巡る旅行需要を、呼び起こした効果がみられた。
宿泊券のうち、津和野町では町民購入額(発行金額)300万円に対し、町内旅館の換金実績が1300万円と4倍以上となり、大田市も同様に2倍を超えた。
飲食券は松江市民の購入額が7億4900万円に上り、全体の4割以上を占めた。一方で500万円を発行した美郷町は、町内店舗の換金実績が100万円、川本町は400万円の発行に対して換金実績200万円と、町外利用に流れた。(曽田元気)