鳥取県は2日、新型コロナウイルス感染症の医療提供体制を協議する会を、医師会や看護協会の幹部を交えて開いた。大型連休後の感染者の増加を見越し、診療・検査や健康観察の体制強化を医療機関に求めた。
平井伸治知事は「大型連休後に感染のせり上がりが懸念される」と強調。体制強化策として、宿泊療養施設で健康サポートを行う医師や看護師のさらなる確保▽かかりつけ医による積極的なPCR検査の実施ーなどを挙げた。
また、高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生した場合、医師と看護師で構成する往診チームを派遣する県の取り組みや院内感染対策の強化について、協力を依頼した。
協議会は県東部と中部、西部の3会場をつないだオンライン会議で、計約20人が出席した。
(福間崇広)