苗木を植える子どもたち=大田市三瓶町
苗木を植える子どもたち=大田市三瓶町

 約40日後に迫った「第71回全国植樹祭」(5月30日)の会場となる国立公園・三瓶山麓(大田市)で17日、記念植樹イベントがあった。島根県内各地から参加した約500人がヤマザクラ、クルミ、クヌギの苗木を植え、新型コロナウイルスの影響で1年延期となった植樹祭の成功を願った。

 植樹祭への機運を高めようと島根県などが主催。参加者は、雄大な山容を望む大田市三瓶町小屋原地区の約2ヘクタールの市有地で、ポットから取り出した苗木を穴の中に収め、スコップや手で土をかぶせた後にしっかり土を踏み固めた。

 三瓶公民館長の藤井好文さん(73)は「数年後にはこの一帯が見違える風景になるだろう。良い撮影スポットになりそうだ」と期待した。

 植樹は18日もあり、計2千本の苗木を植える。(錦織拓郎)