島根県邑南町矢上の香木の森公園で赤やピンク、白など色鮮やかなバラが咲き始め、甘い香りを漂わせている。農薬を使わないオーガニック栽培で育てられ、香りが強いのが特徴。入園無料で6月上旬ごろまで楽しめる。
園内のハウスで43品種約70株のバラを栽培する。今年は気候が影響したのか例年よりやや咲き出すのが遅かったというが、早い品種は4月末から咲き始めた。
20日現在、白と淡いピンクの「マチルダ」や薄い黄色の「バレンシア」が見頃を迎えている。少しピークを過ぎたが、高さ2メートルの位置に濃いピンクの花をつける「ロザリューム・ウッテンセン」なども楽しめる。
公園を管理する町観光協会の村田光治常務理事は「今月末にかけて見頃を迎えるのでぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。
(糸賀淳也)