15日に本土復帰50年の節目を迎えた沖縄と島根には二つの共通点がある。一つは沖縄が尖閣諸島、島根は竹島(韓国名・独島(トクト))を巡る領土問題を抱えていることだ▼この共通点を基に本紙は9年前に沖縄の地元紙・琉球新報と合同企画『環(めぐ)りの海』を連載した。こだわったのは生活者の視点。領土問題はとかく「国対国」の外交問題として捉えがちだが、不利益を被っているのは周辺で暮らす生活者だ▼竹島を実力支配する韓国側が周辺の暫定水域の漁場で幅を利かせ、日本漁船は閉め出されている現状をつまびらかにし、不利益を解消したいという狙いがあった。沖縄も同じ課題を抱えていた▼もう一つが、バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)に所属する琉球ゴールデンキングスと島根スサノオマジックの存在。各県初のプロスポーツチームとして琉球は2007年、島根は10年に誕生し、多くのファンを抱える。Bリーグの前身bjリーグで競い合ったが、B1では昨季西地区5位が最高の島根に対し、琉球は上位8チームが年間王者を争うチャンピオンシップ(CS)に4季連続で出場しており、大きく水をあけられていた▼その両チームが、きょう始まるCS準決勝で対戦する。仲間意識はあっても、勝負は勝負。島根は今季1勝3敗と分が悪いものの、準々決勝でアルバルク東京を破った勢いがある。島根から日本一へ-。熱い声援を送ろう。(健)