【邑南】「ウクライナに愛を届けようプロジェクト」と銘打ち、口羽小学校(島根県邑南町下口羽)の5、6年生がロシアの軍事侵攻を受けるウクライナの支援活動に取り組んでいる。
「自分たちでできることをしよう」と、地区内の一般家庭や事業所に協力を呼びかけて廃品を回収。廃棄物リサイクル業者で換金し、ユニセフ(国連児童基金)に送る。
5月中旬に地区内の一般家庭や公民館、事業所など60カ所に取り組みへの協力を呼びかけるチラシを配布した。23日には児童が4グループに分かれて地区内を回り、事前に軒先に置いてもらった段ボールや新聞紙、空き缶を回収した。軽トラックの荷台に積んで運んでもらい10往復するほどの量が集まった。
同年代の子どもが戦争の被害を受けていると知り、今回の取り組みを思いついた。岡崎泰河(たいが)君(11)=6年=は「重かったけどこんなに集まると思ってなくてびっくりした」と話し、栗原有煌(あきら)君(11)=同=は「地域の人もウクライナの人たちのことを思っていると感じた。ちょっとでも役に立てればうれしい」と笑顔を見せた。
7月15日まで廃品を受け付け、随時換金して送る。
(糸賀淳也)