協定を締結した(左から)知夫村の平木伴佳村長と西ノ島町の升谷健町長、海士町の大江和彦町長と財団理事‖島根県海士町福井、ホテルEntô(エントウ)
協定を締結した(左から)知夫村の平木伴佳村長と西ノ島町の升谷健町長、海士町の大江和彦町長と財団理事‖島根県海士町福井、ホテルEntô(エントウ)

 海士、西ノ島、知夫の島前3町村が島前ふるさと魅力化財団(海士町福井)とU・Iターン事業に関する連携協定を結んだ。3町村を、短期U・Iターン政策として財団が実務を担う20代を対象にした就業体験「大人の島留学」(1年)と「島体験」(3カ月)の受け皿とし、移住者を呼び込む。

 海士町は既に、大人の島留学は2020年10月、島体験は21年4月から受け入れており、西ノ島町と知夫村が加わる。財団が参加者の募集や仕事のマッチング、生活支援などを担う。

 財団は14年3月、隠岐島前高校(海士町福井)の教育魅力化の向上を目的に、3町村が出資して設立。今後、進学、就職で県外に出た同校卒業生の交流会の開催や就業情報の提供などを通じて各町村へのUターンを呼びかける。
       (鎌田剛)