鏡開きで創刊140周年を祝う関係者=松江市朝日町、松江エクセルホテル東急
鏡開きで創刊140周年を祝う関係者=松江市朝日町、松江エクセルホテル東急

 山陰中央新報の創刊140周年記念祝賀会が17日、松江市朝日町の松江エクセルホテル東急であった。島根県東部と鳥取県内の販売所長ら約50人が節目を祝い、地域や読者の期待に応える決意を新たにした。

 山陰中央新報社の松尾倫男社長が「販売所の活躍があってこその140周年だ」とあいさつ。将来を見据えたデジタル化やまちづくりの取り組みを紹介しながら「どういう事態が起きようと販売所との関係は永遠だと思っている。経営が安定的に発展できるよう心を尽くす」と力を込めた。

 参加者はそれぞれの販売所の経営や課題について意見交換。鏡開きや抽選会もあり、楽しみながら結束を確かめた。斐川中部販売所(出雲市斐川町直江)の藤江浩貴所長(51)は「新聞販売は不況だといわれるが、読んでくれる人がいる以上、信念をもって配達していく」と話した。

 山陰中央新報は前身の山陰新聞第1号が1882年5月1日に発行された。節目の記念祝賀会は、9日の島根県西部に続いて開かれた。

 (小引久実)