経済ニュース
経済ニュース

 M&A(合併・買収)仲介業大手のM&Aキャピタルパートナーズ(東京都)が、地方の中小企業の業容拡大や事業承継を後押しするため、全国各地の金融機関との「提携先マッチング事業」を本格稼働する。自社が開拓した譲渡希望の案件を、地方銀行や信用金庫の情報網を介して買い手とマッチングする仕組みで、提携先となる山陰両県の金融機関を募っている。

 提携した金融機関のみが閲覧可能な売り手先のリストをインターネット上で公開。2020年12月から試行し、今年3月末で山陰両県の金融機関1社を含む19社がシステムを活用している。事業を本格化するため、提携先を40~150社に拡大させたい考え。

 同社は譲渡案件を多く抱える一方、買い手の発掘とマッチングが課題で地方の金融機関の情報網に期待する。岡村英哲執行役員は「クローズのプラットホームで効率的かつ継続的に展開できる。山陰の金融機関もぜひ増やしたい」と話した。

 島根県事業承継・引継ぎ支援センターによると、21年度に県内企業が買い手か、売り手になった案件の成約数は15年度以降最多の48件。鳥取は22年度の件数が既に前年度実績に迫る6件となっている。
      (原田准吏)