【出雲】出雲市のフウキラン愛好家でつくる出雲富貴蘭会(山根基会長)の展示会が9日、市西新町2丁目のしまね花の郷で始まった。作品は専用の鉢でミズゴケにフウキランを着生。形の異なる葉や色とりどりの花が来場者を楽しませる。10日まで。
展示した50種約60鉢は、葉が短く黄色い花を咲かせる「黄金丸」、長めの葉とルビー色の根を持つ「錦織」、赤い花と青い根の「湖陵」など多様。出雲市多伎町、大社町を含む県内で見つかった赤い花のフウキランの展示、メンバーが栽培したフウキラン、ノキシノブなどの古典園芸植物の販売もある。
しまね花の郷で2004年の開園以来、毎年7月に開催。福間功一事務局長(71)は「丹精込めて栽培した作品を見てほしい」と呼びかけている。
最終日は午前9時半~午後4時半。入園料は大人200円、小中高生100円、未就学児無料。
(松本直也)