島根県が13日、新たに1024人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。2日連続で1千人を超えた。鳥取県は376人で両県とも過去2番目の規模となった。松江市内の市立学校など両県で計8件の新たなクラスター(感染者集団)を認定した。両県とも新規感染者は12日確認分。
島根県の居住地別の内訳は出雲市282人、益田市138人、松江市84人、浜田市49人、大田市38人、雲南市18人、安来市15人、江津市11人、奥出雲町、津和野町各4人、美郷町3人、吉賀町、隠岐の島町各2人、川本町1人、県外4人、調査中369人。
県内の新たなクラスターは4件で、いずれも12日までに松江市内の市立学校で8人、同市内の保育施設で7人、県央保健所管内のスポーツ活動で9人、雲南保健所管内の学校で8人の感染を確認。接触者は把握できており名称は公表しない。県内のクラスターは累計348件。
学校関係では松江市立学校6校で関係者計18人が感染し、それぞれ部分休校。7人の感染判明を受け安来市立小の1学級が13~15日に休業となった。
鳥取県の保健所別の内訳は米子209人、倉吉107人、鳥取市60人。
新たなクラスターは4件。米子市の私立高で9~12日に35人、倉吉市の認定こども園で9~12日に32人、米子市の保育所で9~11日に10人、三朝町の三朝中で8~11日に6人の感染が確認された。県内のクラスターは累計197件。
倉吉市の上小鴨小が休校し、境港市の第一中と米子市の後藤ケ丘中が学級閉鎖した。湯梨浜町立はわいこども園は13、14の両日を休園とする。
三朝町の三朝中は15日まで休校。琴浦町では聖郷小が14日まで学年閉鎖し、船上小が15日まで休校、赤碕中が14日まで休校、ふなのえこども園が16日まで休園。日吉津村の日吉津小は14日に学年閉鎖し、境港市立なかはま保育園は14日から休園とする。
累計感染者数は島根2万8087人、鳥取は2人取り下げ1万9508人。13日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)37・5%、鳥取(350床)14・6%。宿泊療養は島根52人、鳥取158人。自宅療養は島根4470人、鳥取1803人。重症者は島根1人、鳥取0人。
(佐々木一全、福間崇広)