プロの劇団を招いて鑑賞会を開く山陰両県の市民団体が、会員数が激減し、苦境に陥っている。高齢化に加え、新型コロナウイルス禍で外出しにくい状況が追い打ちをかける。鑑賞会を続けるには、一定の会員数が必要だが、展望は開けていない。地方で気軽に演劇に触れる機会を絶やしてはならないと、若者への声掛けに力を入れる。
      (吉田真人)

 設立から60年が経過した松江市民劇場(事務局・松江市東朝日町)。10日に島根県民会館で開いた俳優座劇場(東京)のプロデュース公演「罠」に、会員400人が詰めかけ、アルプス山脈が一望できるリゾート地が舞台の推理サスペンス劇に見入った。

 松江にいながらプロの演劇を楽しもうと年6回、鑑賞会を開く。会員が作品を決め、...