見頃を迎えたハナモモ=島根県邑南町上口羽
見頃を迎えたハナモモ=島根県邑南町上口羽

 【邑南】島根県邑南町上口羽の川角(かいずみ)集落でハナモモの花が見頃を迎えた。12日は大勢の人が集落一面に咲き誇る赤や白、ピンクの花を眺め、撮影や散策を楽しんだ。見頃は16日ごろまでという。

 標高約500メートルに位置する集落は、その立地や広い範囲に咲き誇る花と甘い香りで「桃源郷」「天国に一番近い里」と呼ばれる。約3ヘクタールに植わった2600本が満開となり、多くの人が絶景を撮影した。

 川角集落は5世帯6人の小さな集落。田舎の原風景を観光地化しようと住民の日高忠正さん(91)らが2007年、耕作放棄地を利用してハナモモを植え始めた。現在は住民や口羽地区の団体などが維持管理している。

 日高さんは「人が少ない集落だが、たくさんの人に来てもらえるこの時期が毎年待ち遠しい。多くの人に見に来てほしい」と話した。(吉野仁士)