約600種のツバキを楽しむ椿(つばき)まつりが、雲南市大東町上佐世のレジャー施設・心の駅陽だまりの丘で開かれ、赤やピンクの色鮮やかな花々に来場者が見入っている。4月13日まで。
約7千平方メートルの敷地に2千本が植わる椿園では、白い花びらに赤い絞り模様が入る「プリンセス雅子」やピンク色の小ぶりな花を咲かせる「寒咲赤侘助」といったツバキがある。20日ごろに見頃を迎え、4月中旬まで楽しめるという。3月下旬以降、桜やハナモモも開花し園内を彩る。
岡山県高梁市から訪れた石井信代さん(77)は「こんなにたくさんの種類のツバキを見たのは初めて。美しい」と喜んだ。
期間中無休。入園料は800円で、施設内の巨大迷路「ドラゴンメイズ」の利用者は無料。まつりの収益金は能登半島地震の義援金として被災地に送る。(山本泰平)